1918年に世界中で大流行して人類史上最悪の感染症と言われたスペイン風邪(インフルエンザ)に対してオステオパシーが著効したというデータが残っています。
オステオパシーと一般医療(投薬などの西洋医学)を比較した場合
肺炎を合併した死亡率 | 比率 | |
オステオパシー | 0.25% | 400人に1人 |
西洋医学(投薬など) | 5% | 20人に1人 |
日本では1918年・1919年・1920年とパンデミックが3回あり、1回目の死亡者数が約257000人、2回目が127000人、3回目が3600人と記録されており他の感染症と比較しても桁外れの感染力と死亡者数になっています。
1918年当時も現在も一般的な医療ではウィルスに対しての決定的な治療法は無く、解熱剤を投与してウィルスに打ち勝つ力を消してしまった可能性が高いです。
このデータはアメリカのものですが、普段からオステオパシー医師に診てもらっていた患者は感染しにくいという結果になっています。
何故でしょうか?
過剰な情報により交感神経優位に!
春頃からの連日続いたコロナウィルスの報道。
TVやネットからの情報量が多すぎる為、よけいな社会不安を煽って交感神経優位になっている人が多いと思います。
「コロナになったらどうしよう?」というウィルスに対しての不安と、「感染したら周りに変な噂をされて生きていけない」と他人の目を気にし過ぎる不安により、精神がすり減っています。交感神経が優位になると身体の免疫システム(リンパなど)が低下し、感染症にかかるリスクが増加します。
副交感神経を高めて感染対策!
「オステオパシーを受けてりゃええ」というわけではありません。オステオパシーやカイロプラクティックなどの代替医療には、出来ることもあれば出来ないことがあります。私はゴッドハンドではないので、現実的で医学的に根拠のあることのみしか行えません。
例えばオステオパシーの効果の一つとして自律神経の安定化があります。これはストレスなどにより興奮した交感神経を抑制して、抑圧された副交感神経を促進するものです。主には脊椎近くの自律神経や内臓やリンパの流れを調節します。リンパは免疫系に大いに関与しているので副交感神経を高めることは免疫力向上に繋がります。
また、自律神経を安定化させる為のセルフエクササイズも有効です。4・7・8呼吸法といい、自律神経を安定化させて免疫力をあげる効果が期待できます。簡単なのでぜひしてみてください!
詳しくはこちらのブログをお読みください。
敵を知り、己を知る
ここで言う敵は「コロナウィルス」と「ばら撒かれた情報」です。現段階ではコロナウィルスよりも社会的不安を煽っている情報の方が怖いかもしれません。しかし、コロナに対しての正しい知識があれば恐るに足らず。きちんとマスクをして手洗いうがい、密を避ければ感染するリスクはグッと下がります。
また、日々の情報に踊らされないようにして下さい。
特に日本人はTVやネットの情報に影響を受けやすい民族です。健康番組でバナナが良いと言っていたら、次の日スーパーの棚からバナナが消える、、、などがいい例ですね(しかも短期的)。
入ってきた情報を一旦自分の中に落とし込んで考えてみましょう。専門的で分からないことは専門家に聞く機会があれば聞けばいいし、分からないことには不安にならず、これも一旦置いておいても大丈夫です。気にしすぎないことも大事。これは心のコントロールにもなります。
私は感染症の専門家ではありませんが、身体の中で何が起きててどうしたら良いかを提案することは出来ます。オステオパシーで身体を整えることと頭の中を整理することで、今感じている不安や恐怖から少しでも抜け出せたらグッドですね。
最後に、
出来ることは沢山あります。普段の食事をバランスよくする・日常的に運動をする・瞑想の時間を作り自律神経を高めるなど。オステオパシーを受けるのも一つの手ですね。これらは全て免疫力を高めるエビデンスがあり効果が実証されています。ただ、それぞれでどれをどの程度したら良いかは異なるので私に相談して下さい。
コロナはどうしようもありません。インフルエンザと同じで共存するしか道はないでしょう。コロナをどうこうしようではなく、自分自身を高めることでコロナに負けない身体作りをしていきましょう!
森田