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副鼻腔炎による微熱と鼻詰まりの改善事例

vol.5

症例

副鼻腔炎による発熱と鼻詰まり 30代 男性

症状 

2週間前から37.5℃の微熱と鼻詰まりが続く。抗生剤を飲んでも改善乏しい。

 

考察 

筋肉が固まっていることや関節が硬いなどの問題以前に、その人の持つ生命活動のシステム自体に問題がある場合は、まずは最初にその病変を見つけ治療する必要があります。

 今回の場合は、様々なストレスにより生命システムが低下して頭蓋骨や肋骨の動きが制限されて副鼻腔の排出が阻害されていました。

正常であれば頭蓋骨が膨張・収縮を繰り返すことで副鼻腔に溜まった液体が鼻腔に排出されますが、正常に排出されず溜まったままになっていました。

簡単に言うと通り道が塞がれて鼻の奥で交通渋滞が起きている状態です。

治療は頭蓋骨のシステムを正常化させて排液をしやすくしました。また、副鼻腔で炎症が起きていたため、頚椎から肋骨の矯正を行うことで副交感神経に刺激を入れ炎症反応を低下させて治癒を促進させています。

胸郭の動き(呼吸)が正常化されたことで、呼吸運動自体で排液を促すことも出来ました。

重要なのは本人が持っている治す力を促すことです。

本来なら自己治癒力で治せるものが様々な問題やストレスのせいでブロックされて、結果として症状が出てしまっています。

オステオパシーでは、全身を診て症状を引き起こしている原因を見つけ、そこを治療することが大事だと考えています。

 抗菌薬などの薬物療法を行っている場合でもオステオパシーの治療と併用することで、投薬期間が短くなるという科学的データもあります。個人差はありますが、一人一人が抱えた問題に対して必要な治療を必要なだけ行うことが大事なのではないかと考えています。

 

 

※「施術内容」は医療者向けに詳細を記載しております。

施術内容

オステオパシーにより全身を検査したところ、身体全体の組織の活動性が著しく低下していた。呼吸が浅く、胸郭の動きが少ない。頭蓋骨や身体のシステムが協調していない。

 一次呼吸システム(肺呼吸とは別の身体が誇張したり収縮たりする循環・呼吸システムのこと)が制限されており、そのことにより外界からの刺激(気温や気圧などの環境の変化・心理的ストレス・仕事の疲労など)に対応することが出来ず、自己治癒力が働きにくい状態になっていた。

 頭蓋骨(特に副鼻腔の排液に関連する前頭骨・蝶形骨等)と第1・2頚椎、左第1〜3肋骨を可動化させ第一次呼吸病変を解除するテクニックを行う。治療後、頭蓋骨や身体のシステムが協調しているように感じる。それに伴い、胸郭の動きが拡がり呼吸が深くなる。

 

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