頭の形が歪んでいることを斜頭症(しゃとうしょう)と言います。
①生まれた時に最初から歪んでいる場合
②成長の過程で歪んだ場合
①は頭蓋骨が柔らかい間は定期的に施術をすることを勧めます。
②は同じ方向を向いていることが大きな原因ですので、そうならないような自宅で出来るアドバイスを致します。
斜頭症の原因について
生まれる前の姿勢による影響
お母さんのお腹の中にいる時の赤ちゃんの姿勢によって生じることもあります。赤ちゃんの頭蓋骨は産道を通るために大きな隙間があるのと骨自体も柔らかいために、子宮の中でのポジションがあまり良くないと頭に負担がかかって斜頭症になることがあります。
斜頭症の施術・セルフケアについて
頭蓋仙骨療法
非常に柔らかいタッチでソフトに施術していきます。赤ちゃんの頭蓋骨は下の図のように、2歳前後まで柔らかく隙間があります。この隙間は徐々に閉じていき1歳半〜2歳前後で完全に癒合します。この期間であれば施術可能となります。
施術の適応期間と頻度は?
施術期間に関してですが、例えば3ヶ月くらいから施術を初めたとします。それだと1歳半〜2歳まで定期的に施術を行うとよいでしょう。頻度は2週間〜4週間に1回位が目安です。より反応を良くするために施術と施術の間で、自宅でのケアも同時進行していきます。
自宅でのセルフケア
お母さん、お父さんでも出来る簡単で安全な自宅でのケアの方法も一緒に練習します。
(※赤ちゃんの頭は非常に繊細なので、直接指導のみとさせてもらっています。)
斜頭症の影響
見た目の問題
見た目が気になるということご相談を受けることがあり、大きくなった時のことも考えて治療を検討している両親が多いです。
また病院で受けられる治療として、保険適用外でヘルメット療法が増えてきています。(頭の形をヘルメットで矯正)
脳の発達に影響を与える?
海外の研究で、斜頭症が脳の発達に影響を与えるかどうの研究が進んでいます。今の所、発達障害を引き起こすような影響はないと言われています。