近年「ボキボキしないソフトな整体」を掲げている整体院や接骨院が多くあります。「危険なのでは?」と思われている人が多いですね。
当院にもよく来られますが「昔、整体やカイロプラクティックで無理やり首を捻られて痛みが出た。」と経験された方がよくいます。昔の先生は結構がっつり施術していたみたいですね(^^;;
高速振動スラスト手技は難しい
そんなこともあり、「ボキボキすると悪くなる!」というイメージがついてしまったのも仕方ないでしょう。しかし、ボキボキ施術は上手く行うと絶大な効果を発揮します。
正式名称は高速振動スラスト手技といい、正式な手技として昔から認められています。元々はオステオパシーからカイロプラクティックに派生し、その効果と分かりやすさで一般的に広まりました。
しかし、逆に最近では高速振動スラスト手技を扱える施術者が減ってしましました。何故かというと、めちゃめちゃ難しいから、、、ポキッと音を鳴らすだけでしたら少し練習すれば誰でも出来ます。この技術の醍醐味は技のキレです。この日本刀のように研ぎ澄まされたキレを出すにはかなりの練習が必要になります。
「ボキボキしない整体」と書いている所はほぼ、出来ないからでは?と思います。
患者さんに合った治療を
施術者は多くの手技から患者さんに合った手技を選択し、さらに一つ一つの手技を日々の研鑽で研ぎ澄ませておかなければなりません。練習に練習を重ねてやっと効果が出せるものになります。また、新たな手法や考え方を学びに研修やセミナーに行くことも継続しなければなりません。
現代において患者さんの身体の状態は常に変化しています。その変化に合わせていくには常に研鑽を続けて、どんなことにも対応できるようにしておく必要があります。
最近ではコロナのストレスで自律神経が乱れている人が続出しており、原因不明の体調不良が出ています。病院で検査しても「原因が見つからないと言われて、治療していない」という患者さんが何人も来ています。私は時代のニーズに合わせた施術が出来るよう、知識と技術を磨き続けています。
参考動画
オステオパスが実際に高速振動スラスト手技を行っている動画をご覧ください。物凄く綺麗にセッティングして必要最低限の力で行ってますね。